DELLの古〜いデスクトップマシン(型番控え忘れ)からデータ救出&システム移行を行いました。

障害状態は「電源を入れても黒い文字に白い文字で先に進まない・・・」との御申告。

診断してみるとBIOSでHDDが正常認識されておらずMaxtor ATHENAと表示されていました。

すご〜く久しぶりですがMaxtorのHDD 2B020H1のよくあるファームウェア障害です。

この状態だと0byteもアクセスできませんのでOSは立ち上がりません。Maxtor_2B020H1.jpg

PC自体は修理不要とのことでしたので、このHDDからデータ救出して別PCにコピーする作戦をとりました。

ファームウェアの修復はうまくいきましたが、データアクセスしてみたところ不良セクタの多発を確認。

手こずりましたが最終的には必要データは全部救出できました!

・・・が、ここで作業が終わりではありません。

今回の救出対象データはオーダーメイドでソフトウェア開発業者に作ってもらった顧客管理データベースです。

データベースファイル本体の救出はもちろん、別PCで顧客管理ソフトが起動するまでの設定作業も必要です。

お客様からは「PCが起動すると勝手に立ち上がっていたソフト」という情報のみ・・・。ソフト名も不明でインストールディスク等も一切ありません・・・。

なおかつ、ソフトウェア会社とは現在付き合いはない状態とのことでしたので、こちらであれこれ確認してなんとか対応させて頂きました。

紆余曲折のすえ最終的にはMS ACCESS97で本体DBが作られており、VBで作ったフロントエンドがかぶせてある代物ということが判明。

シンプルな仕組みでしたので、Access97のランタイムやらVB側で利用している各種DLLをそろえてパスを通したりなどなど・・・

を、行えば32BitOSのWindowsXP上でソフトが正常起動することを確認!(元々のマシンはWIndows2000でした)

あとは現地の健全なWindowsXPマシンに環境構築して完了しました!

手間隙はかかりましたが、お喜び頂き満足です(๑˃̵ᴗ˂̵)