Apple iMac MB323J/A A1224の修理を行いました。
症状はCDが排出されない。電源を入れてもリンゴマーク中に電源が落ちてしまうというもの。
通常CDが排出されない症状で起動しないことはあっても、電源は落ちないのですが・・・。
診断を進めたところ、CDが排出されないのはDVDドライブの機械的故障。電源が落ちてしまうのはHDDの論理障害によるものと判明しました。2つの別個の問題が同時に発生していたということですね。
まずは、CDの取り出し作業から実施。
iMacの筐体とDVDドライブの分解を行い救出しました。
搭載されていたDVDドライブはPioneerのDVR-K06PBというものです。
なおDVDドライブは以前から調子が悪かったそうで、お客様は既に外付けのDVDドライブを購入済みでした。よって、このドライブの修理は今回行いませんでした。
次は、起動しない直接の原因であるHDDの論理障害の修復です。
障害の状態ですが、OSX標準のディスクユーティリティで確認したところ次のようなエラーが確認されました。
レコードカウントが正しくありません。
ボリューム”Macintosh HD”の検証を完了できませんでした。
エラー:このディスクは修復する必要があります。”ディスクを修復”をクリックして下さい。
とあります。
指示された通りディスクを修復をクリックしてみたところ・・・、
「ディスクユーティリティは"Macintosh HD"の修復を中止しました
このディスクを修復できません。できるだけ多くのファイルをバックアップし、ディスクを再フォーマットしてからバックアップしたファイルを復元して下さい。」
となり失敗してしまいました・・・。実はこういった失敗例、多々あります。ディスクユーティリティの性能がイマイチなんですよね・・・。
この場合、別途作業用のツールで修復を行います。
その結果、今回は無事修復に成功。
きちんとOSXが起動するようになり作業終了となりました。