今回のお客様、次のような症状でお困りでした。

IE7でポップアップウインドウを閉じると、IE自体がアクセス違反で強制終了されてしまう。

それと、

今まで使っていた古いOfficeを最新のOffice2007にアップグレードしたい。

との事でした。

Officeのアップグレードはともかく、今回聞くようなIEのトラブルは初めて経験する症状です。

まずは、Officeのアップグレードです。

Officeはネットでダウンロード販売されており、クレジットカードで購入する事ができます。

レクチャーしながら購入して頂き、いざインストール。あとは普通にインストールして終了です。

 

・・・・となるはずが、Outlookで次のようなエラーメッセージが表示され起動しません。

C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE11\Outlook.exe が見つかりません。

アカウント設定を移行しています。

仕方ないので少し調べた所すぐ原因判明しました。

マイクロソフトのホームページに不具合として載っていました。これです。

書いてある通りにセーフモードで一旦起動をかけた後試したところ、無事解決です。

しかし、たかがOfficeのアップグレードにこんながあるとは・・・。

 

気を取り直して次は気になるIE7のトラブルを直します。

いろいろ調べているとどうもまたIEの不具合のようです。

再度マイクロソフトのホームページから引用します。

これによると修正プログラムを適用するとなおるようです。

それではと、早速適用しました・・・ 症状変わらずです。

今回の不具合と全く同じ状況、症状だったのでかなり自信があったのですが・・・。

手がかりが欲しく、お客様に追加でヒアリングすると、なんとこの症状IE6の時から発生していたそうで、IE7に変えても解消されなかったとの事でした。

今回当たりをつけた症状はIE7環境の不具合ですから、この修正プログラムを適用してもなおらないはずですね。

その後、いろいろ調べたのですがネット上では情報を得られませんでした。

それではセオリーに基づき、怪しい所から設定確認です。

で、一番怪しいのはIEのアドオンという所です。

アドオンとは拡張機能のことでIEにいろいろな機能を利用する為に設けられています。

様々なメーカーがいろいろな拡張機能を独自に開発、提供しているので中には当然不具合を持ったものがあります。

「ツール」の「アドオンの管理」を開くと確認できますから、ここから必要ない順にどんどん無効にしていきます。

一つ無効にするたびにIEで確認し、正常に動くとようになれば、そのアドオンが問題箇所というわけです。

早速、作業に移るとなんとか発見できました!

問題は、JWORDです。これですね。日本語検索が便利になるというソフトですが、使わない人には不要なものです。

お客様に確認をとりアンインストール。無事終了です