MacBook Airの修理とデータ復旧のご紹介です。

11.6インチの小型モデルが最近でたと思ったら、Lion搭載の第5世代も発売されたりといった進化の早いMacBook Airですが、この度修理したのは記念すべき初代モデルです。

今回お客様は、MacBook Airを使用されているものの、OSはBootCampでWindowsXP使用。OS Xはほとんど使用していない状態でした・・・。

デザイン性が高いので、Windowsユーザーがこのように使用するのも確かにアリですね。

で、故障状態は電源投入後,Windowsのロゴ画面で固まるというもの。

診断させて頂いたところ、HDDに不良セクタを複数検出。

原因はHDD故障。軽度物理障害ですね。

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診断結果を元にお客様と相談の結果、HDDの交換修理及びデータ復旧を御依頼頂きました。

まずはデータが最優先!データ復旧から取りかかります。

MacBookAirの初代は、1.8inchのZif(PATA)形式のHDDを搭載しているので、変換アダプタを使用。

不良セクタが発生しているHDDから、専用装置でクローンをとりデータ救出を行いました。

その結果、不良セクタ発生部分は一部破損が見受けられましたが大半は救出に成功。

あとはHDDの交換作業です。

前述通りMacBookAirは1.8inchのHDDなので若干入手困難。取寄せで2〜3日程度です・・・。

今回はお客様の希望でOSX領域をなくしてWindowsXPオンリーでいきたいということなので、HDD到着後は次の手順でちょっと裏技的に修理しました。

1.まずはHDD換装前にNTFSでフォーマットを済ませ領域Activeに。

2.そこに救出したデータファイル全てを流し込みます(Windows領域のデータのみです)。

3.Boot.iniファイルの修正。起動パーティションの順番を書き換え。

4.HDDの換装。

5.電源ON。

これでOSXをインストールすることなく、WindosXPのリカバリCDも使用せず(※お客様はリカバリCDお持ちではありませんでした)、WindowsXPしか立ち上がらないMacの完成です・・・。

因みにデータをまるまるコピーしていますので、故障前と後でWindows環境は全く変わりません。

お客様にも喜んで頂き無事納品となりました。