Windows7の自作パソコンが起動しなくなった・・・。
とのことで出張の御依頼を頂きました。
さっそく訪問後、電源オン。
画面を確認すると次のような画面でパソコンがストップしました。
「Windows エラー回復処理」
Windows を開始できませんでした。最近のハードウェアまたはソフトウェアの変更が原因の可能性があります。
Windows ファイルが壊れているか、正しく構成されいない場合、スタートアップ修復は問題の診断と修正に役立ちます。スタートアップ中に電源中断が起こった場合は、通常起動を選択してください。
(方向キーを使って項目を選択してください。)
スタートアップ修復の起動(推奨)
Windowsを通常起動する
説明: Windows の起動を妨げている問題を修正します」
ここで、「スタートアップ修復の起動」「Windowsを通常起動する」どちらを選んでも先に進むことができず起動できませんでした。
お客様に確認すると、原因はPC起動中に電源ケーブルを引っこ抜いてしまったからではないかとのことでした。
なるほど、確かに故障する可能性十分の内容です・・・。
では診断に入ります。
作業用CDを使ってハードウェアトラブルがないか確認。
まずはHDDのチェック・・・。
早速、ここで異常が確認されました。
HDDそのものの故障ではなく、HDDの診断ツールがうまく起動しません。
いくつかのツールを試しましたが、どれも途中でエラーを吐いて止まってしまいます。
こういった場合、メモリやマザーボード故障の可能性があります。
早速メモリ診断ツールを走らせましたが、今回はちょっと厄介。。。
というのも4GBメモリが4枚、合計16GB搭載されており、フルで診断ツールをかけると数時間かかってしまう計算・・・。
お客様宅で長時間の作業はさすがに難しいので、単純にメモリを差し替えて問題メモリを特定することに・・・。
その結果、故障メモリは1枚のみ。
該当メモリを外すと、HDD診断ツールも正常に動作するようになりました。
原因は取り除いたので、これでWindows7も無事立ち上がれば良いのですが現実はそうはいきませんでした・・・。
Windowsのシステムファイル、レジストリ等に障害が発生していることが考えられます。
そこで、ベタな方法ではありますが「システムの復元機能」を使って過去の状態に復元。。。
これで、ようやく正常起動するようになって無事終了です。
※因みに故障したメモリは特に新品には交換していません。取り外したままでも12GBという十分なメモリ量を積んでいるので・・・
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