WindowsXPが起動しなくなってしまったという症状の修理を行いました。
症状は次の通り。
NTLDR is missing
Press CTRL+ALT+DEL to restart
という表示がでて先に進まないというもの。
過去にも記事化して説明しましたが、NTLDRというWindowsの起動に必要なファイルが存在しないためでているエラーです。
NTLDRを所定の場所に戻してあげればいいのですが、他の症状も併発している可能性もあるので正確な診断が必要です。
単純にNTLDRが存在していないだけではない場合も多々あります。
機械故障に起因する物や、その他のファイルも消去してしまっている場合などです。
今回の場合、機械的故障はありませんでしたが、autoexec.batとconfig.sysという必須ファイルも存在していませんでした。
よって、この3個のファイルを復旧させましたが、これでも直らず・・・。
今度は別のエラーメッセージが表示されました。Σ(゚Д゚;)
NTLDR is Compressed
Press CTRL+ALT+DEL to restart
表示がmissingからcompressedに変わりましたね。
compressedとはファイルが圧縮されている状態のことです。
圧縮したファイルで復旧させたはずではないので、もう一度確認です。
その結果、確かにファイルが圧縮されていました。
こういった場合に確認するのはHDDのプロパティで「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」にチェックが入っていないかです。
すると、案の定チェックが入っています。
HDD全体が圧縮される設定になっているので、追加したファイルも自動的に圧縮されてしまったようです。
HDDの空容量も、十分空きがあるので今回は圧縮属性を解除しました。
その結果、無事復旧です。(^▽^)