WindowsXPが起動しなくなってしまったという症状の修理を行いました。

症状は次の通り。

IMG_0391.jpg

NTLDR is missing
Press CTRL+ALT+DEL to restart

という表示がでて先に進まないというもの。

過去にも記事化して説明しましたが、NTLDRというWindowsの起動に必要なファイルが存在しないためでているエラーです。

NTLDRを所定の場所に戻してあげればいいのですが、他の症状も併発している可能性もあるので正確な診断が必要です。

単純にNTLDRが存在していないだけではない場合も多々あります。

機械故障に起因する物や、その他のファイルも消去してしまっている場合などです。

今回の場合、機械的故障はありませんでしたが、autoexec.batconfig.sysという必須ファイルも存在していませんでした。

よって、この3個のファイルを復旧させましたが、これでも直らず・・・。

今度は別のエラーメッセージが表示されました。Σ(゚Д゚;)

N​T​L​D​R​ ​i​s​ ​C​o​m​p​r​e​s​s​e​d
Press CTRL+ALT+DEL to restart

表示がmissingからcompressedに変わりましたね。

compressedとはファイルが圧縮されている状態のことです。

圧縮したファイルで復旧させたはずではないので、もう一度確認です。

その結果、確かにファイルが圧縮されていました。

こういった場合に確認するのはHDDのプロパティで「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」にチェックが入っていないかです。

すると、案の定チェックが入っています。

HDD全体が圧縮される設定になっているので、追加したファイルも自動的に圧縮されてしまったようです。

HDDの空容量も、十分空きがあるので今回は圧縮属性を解除しました。

その結果、無事復旧です。(^▽^)