CLEVO M67SRUの修理を行いました。
Clevoというメーカー、あまり聞きませんがUNITCOM系のPCショップで販売されていた(いる?)メーカーです。
故障症状は「電源を入れても数秒でプツリと電源が落ちてしまう」という状態。
こういった場合、一番怪しいのはCPUの冷却不良です。CPUが冷えていないと大体100℃に達したあたりで電源が自動的に落ちるようになっているためです。
ということで、早速ヒートシンクとCPUファンの取り付け具合をチェックしてみたところ、一見ちゃんと取り付けられファンも回っている模様。埃詰まりもほとんどありません。
まずはヒートシンクを外してみたところ、グリスがごく僅かしか塗られていません。クリーニングしてから塗り直したところ、当初の状態より良好になりました。数秒で落ちる状態から2分位は持つように改善です。
さすがに、この状態で治ったとは言えないのでさらに確認を進めます。
その結果わかったのですがヒートシンク自体がCPUとうまく接触していませんでした。
ヒートシンクを固定する銀色の金具が経年により変形してしまったためのようです。
対策として、CPUとヒートシンクの間にゲルシートをはさみ隙間を埋めてあげることに。(金具部分は一旦修復しても、再発する予感がしたので。)
作業後は無事に連続稼働できるようになりました。
あとは納品を待つのみです。