DB(データベース)サーバーの移設作業を行いました。

そもそもの発端は「現在業務用DBサーバーとしてレンタルしている専用サーバーが高すぎるので、別のサーバーに移設したい」とのことでした。

もともと他社で保守運用され途中から放棄されたという状態でしたので、サーバーの運営元から管理者ID、各種構成まで、一から調べ上げて対応させて頂きました。

調査の結果、サーバーはRed Hat Linux、DBMSの種類はFireBird。DB接続用のクライアントはDelphiで開発されたインターフェイスでした。

FireBirdはシンプルな仕組みで非常に移行しやすいので、一安心です。

ということで、今回は月額約1,000円のVPS(仮想専用サーバ)を利用する事をご提案させて頂きました。

元々の専用サーバーは月額30,000円ですから、何と30分の1です!

作業は、VPS上にCentOSをインストール、そこにFirebirdをセッティングしてデータ移行。

クライアントから接続できる事を確認したところ、動作スピードも全く変わりませんでした。

というよりVPSといえど、10年近く前に契約してスペックが変わらない専用サーバーより性能がいいのですから当然ですね。

なお、事情によりドメインを移管して新サーバーに紐づけることはしなかったため、クライアントソフトからの接続先指定が変わってしまいました。接続先はクライアントソフトのexe内に直接書き込まれていたため、exeのリソース書き換えで対応しました。

短期間でシームレスに完了したので、我ながら満足です (* ̄ω ̄)≡3