サーバーマシンのデータ復旧を行いました!

機種はHP Proliant ML350 HSTNS 2116です。

構成はRAID5で、搭載HDDの数は6台。SATAではなくSASタイプのHDDとのことでした。HP Proliant ML350 HSTNS 2116.jpg

管理者不在の状態でサーバーが動作していたため詳細は不明だそうですが、いつからか搭載ディスクの1台に障害がおきたまま運用しており、最近になって別ディスクも故障してしまったようで、突然RAIDがFAILED状態になりOS起動しなくなったそうです。HP_SMART_Array_E200i.jpg

さっそく診断したところDISK1が物理故障で完全に認識不可。

その他ディスクは物理的な問題なし。

ただしDISK4に関しては不良セクタの代替処理が走った痕跡を確認。

おそらくこの不良セクタ発生と代替処理が動作したタイミングでRAID構成が崩れたものと推測されます。

RAIDと一口に言っても膨大な種類があり、初めて見るものだと手探りにならざるをえませんが、HPのこの辺りのタイプは実績があります。

作業は、DISK1以外のディスクイメージを取得。作業マシン上でディスクイメージを使いRAID5構成の仮組、HDD1本へマージ。さらに論理障害の修復を行うことでマウントに成功しました!

ファイル名、フォルダ構造等も無事で、約900GB程度のデータが救出することができました!