今回はPC起動後すぐ電源が落ちてしまうという、自作パソコンでの事例です。
到着後お客様にお話を伺うと電源が壊れてしまい、ご自身で交換後こうなってしまったとのことでした。
まず考えられることは電源の容量不足です。故障前の電源より交換後の電源の容量が減っていた場合、容量不足で正常に起動しない事が考えられます。
早速、お客様が購入された新品の電源を確認しましたが、故障前のものより高性能の電源になっており特に問題ありません。
次に可能性のある症状としては、CPUファンの取り付け不良です。
CPUファンが正常に取り付けられていないとCPUの温度が上昇し熱暴走、ひどい場合はCPUが焼けてしまいます。
というのは一昔前のパソコンの話で、最近のパソコンの場合サーマルシャットダウンという機能が働きCPUが一定の温度に達すると自動的に電源が落ちる親切設計になっています。
お客様に確認した所、電源交換のついでにPC内部の清掃を行い、その際にCPUファンに埃がついていたため一旦取り外して再度つけ直したそうです。
そこでCPUファンに触ってみたところ、ほんの僅かグラつきがあります。
通常はしっかり固定して、びくともしない状態でなければいけないので、やはりこれですね。
再度、取り付け直した所正常に動作しました。
因みに私も自分のパソコンで同じ症状を引き起こした事があるので、スムーズに診断できました。(;^_^A
やはりトラブル解決は、経験がものをいいます。日々精進ですm(_ _)m
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