今回のお客様は自作PC。引っ越し後、Windowsが起動しなくなったとの事で訪問です。

到着後、確認させて頂くとどうやらHDDを認識していない状態のようです。

WindowsはHDDの中に書き込まれているので、この装置を認識していなければ起動する筈がありません。

ということで問題の切り分け作業に入ります。

まずHDD自体のチェックです。作業用の持ち込みPCにHDDを繋げて認識するかどうか確認します。

結果は全く問題無し。

ということは、マザーボードの問題である可能性が濃厚です。

HDDをマザーボードにしっかりと接続しなおして再度電源ON。

・・・あれ、今度は認識しましたね。Windowsも立ち上がりました。

 

しかし・・・、正常動作では無いようです。

起動時のPOSTでエラー表示がでたり、場合によっては勝手にリブートしたりします。

やはり、マザーボードが壊れて不安定になっているようですね。

 

マザーボードの場合は修理というより、新品への交換作業です。

お客様のPCは一昔前の構成だったため、マザーボードを現行の物に変えると他の部品も交換する必要があります。

今回は結局、CPU,メモリー,マザーボードの3カ所を新品交換です。

殆ど別物のPCになるので、こうなると修理というより自作PCのアップグレード作業ですね。

自作PCの場合、故障もPCアップグレードの為の良い機会かもしれません。

 

・・・というわけで、部品調達後、日を改めて作業に伺って来ました。

古いパーツを取り外し、埃を掃除して、交換する部品各種を取り付けていきます。

マザーボード、CPU、メモリー、HDD・・・等、各種ケーブル類を取り付けていきます。

こうして文字にすると「あっ」という間ですが、慎重に作業をするため時間がかかり骨が折れます・・・。

で、一通り組み立てたら電源ON。なんのトラブルも無く一発成功でした。

その後は、WindowsVistaをインストール。チップセットドライバ、ビデオドライバ、サウンドドライバ、LANドライバ等等をインストールして動作を確認して頂いて終了です。

今回は、全て現地対応、日数も最短作業でしたのでお客様に喜んで頂けました。