ちょくちょくご依頼頂いている法人のお客様の所へ行ってきました。

お話によると、停電になった後から1台のcanon製ネットワークプリンタへ印刷ができなくなってしまったとの事。

PC全台から印刷できないということなので、PC側の問題というよりプリンタ側に問題がありそうです。

まずは基本的な設定を確認。

パソコンのプリンタ設定からチェックです。

パソコンからはIPアドレス指定で、印刷をかけるように設定されています。

ためしに,このアドレスにPINGをしますが返ってきません・・・。

プリンタ側のアドレスが別のIPアドレスに変わってしまってる可能性が大ですね。

チェックしてみると、やはりプリンタのIPアドレスがパソコン側に設定してあるものと別になってしまっていました。

存在しない宛先に印刷命令をかけているのですから、印刷できなくて当然ですね・・・。

何故こんな事になってしまったかというと、プリンタ側の設定でIPアドレスを固定していなかったからです。DHCPという機能を使用し自動的にIPアドレスの割当を受けるようになっていました。

この状態ですと、機械の電源を再度入れ直した時にIPアドレスを取得し直す事になるのですが、それが前回と同じアドレスであるとは限りません。

今回のように、別アドレスが割り当てられる事も、ままあります。

今まで問題が起きなかったのは、基本的にプリンタの電源を24時間つけっぱなしにしていたからのようです・・・。

対応としてはプリンタのIPアドレスを固定することか、ホスト名で設定するか、ですが今回はパソコン側の設定に合わせてプリンタのIPアドレスを固定しました。

その結果、各PCからの印刷に成功。無事直りました。