パソコンを使っていると勝手に電源が落ちてしまう。
電源が落ちる間隔は、その時々で違う。
という症状の対応をしてきました。
PCの型番は
TOSHIBA dynabook AX/52E PAAX52ELV
でした。
2年位前のノートパソコンです。
まずは診断を行います。
電源を入れ症状がでるのを待ちながらイベントログを見て、過去起きたエラーが記録されてないかを確認します。
この段階で、具体的におかしいところは発見できませんでしたが暫くパソコンを弄っていて妙な違和感が・・・。
このパソコン静かです・・・。余りにも静か過ぎるくらいに・・・。
というのも正常なパソコンであれば、冷却ファンの回転音がするものなんです。皆様もご自身のパソコンを立ち上げた時や、重い処理を行った時に「ブオーン」と唸るような音を聞いた事があるのではないでしょうか?あれがファンの音です。
このパソコンは一切音がしません。
気になってパソコンを裏返し、CPUファンを確認するとやはり止まっています・・・。
原因は、恐らくこれですね・・・。
念のためCPUの温度もチェックしたところ、常に温度が98℃に!!!
明らかに異常値です。
恐らく98℃では何とか動くものの、100℃位に達したら保護回路が働いて強制終了されてしまうのでしょう。
原因はわかったので次は対処です。
ファン故障なので保守パーツを取寄せ、分解して交換作業を行いました。(今回は故障ですが、ホコリが詰まって回転できなくなってるだけの場合もあります。)
分解した所は下の写真のような感じです。
左上の丸い目玉親父みたいな部分がファンですね・・・。
因みにノートPCの分解はネジが多いので骨が折れます。
交換後、数時間動作させ温度のチェックをしましたが大体平均50℃位でした。
もちろん電源が落ちるような事はありません。
無事修理完了です。