多忙のため、しばらく更新が抜けてしまいました。申し訳ありませんm(_ _)
今月は、この記事を除いてあと4回の事例アップを目標に頑張ります!
今回、ご紹介する案件はWindowsXPの起動トラブルです。
症状はパソコンを起動するとWindowsの起動ロゴでブルースクリーンになってしまい固まるというもの。(セーフモードでも起動せず)
エラーメッセージは0x0000000A IRQL_NOT_LESS_OR_EQUALです。
このメッセージで考えられる問題は主にメモリ、マザーボード故障、システムファイル、デバイスドライバの損傷・バグ、などです。
これだけ要因があるので、この簡易的なメッセージだけで原因を特定することは困難ですが、原因を絞りこんでいく事は可能です。
まずはハードウェア全体の機械故障の有無を診断。
結果、特に今回は問題ないようです。
となると、原因はソフトウェアトラブルですね。
こういった場合、通常OSリカバリですんなり直ってしまいますが、プロの意地でリカバリなしでの復旧の可能性を探します。
次の手はブルースクリーン発生時のdumpファイルの解析。
問題箇所を絞り込みます。
解析の結果、w70n51.sysというファイルがエラーを出していることが判明・・・。
ネットで情報を調べてみると、このファイルはintelの無線LANアダプタ「Intel PRO/Wireless LAN 2100 3B Mini PCI Adaptor」のデバイスドライバーのようです。
今回は、このファイルの破損の可能性を考え、正常ファイルに置き換える処置をとります。
祈りをこめて・・・
ファイルを置き換え・・・
電源を入れてみたところ・・・
見事に復旧しました!!!
その後、念のためデバイスドライバを最新バージョンに更新して作業終了です。
今回の原因はデバイスドライバのトラブルだったという訳ですね。
このように、ブルースクリーンのエラー表示で問題が特定できなくても、さらに深くdumpファイルを解析することで、解決できることもありますよという事例でしたm(_ _)