IEやネットワークに関するトラブル対応のご紹介です。
同日中、立て続けに御依頼頂きましたので一緒に記載します。
まず１件目は次の通りです。
「WindowsXPのPCでLANポートにケーブルを挿しても正常にインターネットに接続できない。他のPCに同じケーブルを挿すと問題なく使用できる。友人からはLANアダプタのドライバに問題があるのでは？と助言を受けた。」
診断してみると画面右下のネットワーク接続状態を示すアイコンで異常を発見。
DHCPでIPアドレスが取得できない状態が続いているようです。ドライバも一応チェックしましたが異常なし。ファイアウォールでのブロックもなし。・・・となると、この症状たまにあるのですが、TCP/IPまたはwinsockという部分のトラブルの可能性が高いです。そこでレジストリ上の該当設定をリセットさせてみたところ見事に復旧しました。 お客様は悩んで長期間放置されていたそうで、解決したことで大変お喜び頂きました。 次は２件目です↓ 「WindowsXPに未対応のIE9を誤ってインストールしようとして失敗。IEが一切起動しなくなってしまった。」 診断してみるとIE9はインストールの序盤で失敗し、その際にIE8を破損させてしまい起動しないようです。まずは専用ツールを使って、IE8の修復を試してみましたが失敗・・・。次なるプランは「IE8のアンインストール→前バージョンのIEに復元→再度IE8のインストール」です。 コントロールパネルよりIE8をアンインストールしてみると次のようなエラーが続々と発生しました。 「○○をコピーできません 指定した場所が正しいことを確認するか、または場所を変更して、指定したドライブに’windows NT Service pack Uninstall Directory’を挿入してください」 ○○の部分は各ファイル名が入ります。ieeula.chm、Iesupp.chm、ieexplore.chm、html.iec、hmmapi.dll.mui、mshtml.dll.000などなど十数個のファイルでエラーが発生・・・。それぞれ手動で対処しながら進めるとなんとかアンインストール完了。 第一段階クリアと思われましたが、PC再起動後↓の画面に阻まれました。 「 iertutil.dllが見つからなかったため、アプリケーションを開始できませんでした」 Explorerが起動しないようで、デスクトップ画面が表示されず何もすることができず症状悪化です・・・。 少しクラッとしましたが、別PCから該当エラーファイルをコピーすることでエラーが消え無事に起動するようになりました。 起動後IEの状態を確認したところ、IE6に復元が完了されており無事に動作するようです。 この後は最終段階、IE8へのアップデートです。エラー発生が無い事を願いつつIE8をインストールしたところ無事完了。しっかりIE8が起動するようになりました。IEは他のプログラムにも影響を与えるため、各種動作を念入りに確認し問題なかったため無事納品となりました。 
(無線アダプタの画像なので若干表示違います)
