業務用PCのリプレイス(入替)作業を行いました。
対象PCは不動産管理ソフトi-fyが入っており、これを新PCでも正常に利用したいとのことでした。
このソフトWindowsXPまでしか対応しておらず、なおかつハードウェアキー(ドングル)というプリンタ(パラレル)ポートに接続するタイプのアダプタを正常に認識させないと動作しません。
こんなイメージです↓
今回はHASPという名称のハードウェアキーでした。
障害となるポイントは、
1.新品のWindowsXP搭載PCを用意すること。
2.PCにプリンタポートが搭載されていること。
以上です。
WindowsXP環境に関してはVMWare等の仮想環境を使用してもいいですが、i-fy専用マシンにするとのことなのでWindowsXPネイティブの方が使い勝手が良いはずです。
よってWindows7搭載のDELL vostro260sをダウングレードしてWindowsXP環境を構築しました。
DELL公式だとWindowsXPのデバイスドライバは既に公開されていませんが、他のDELL製品のドライバをかき集めたところなんとかなりました。
vostro260sにはプリンタポートは搭載されていませんのでPCI-Expressx1のボードを増設しました。
玄人志向の1P-LPPCieという製品です。製品のパッケージには「ハードウェアキーは動作しません」と明言がありましたが正常に認識できました。(LPT1に変更が必要)
これらの下準備を事務所でした後、現地でi-fyのインストール作業を行いました。
結果は入念な下準備の甲斐もあり、作業はスムースに進行。無事にi-fyを動作させることができました。
今回はi-fy販売メーカーのサポートが受けられない状態にあり不安だらけだったのですが、ほっと一息です。
次回、もう一台i-fy端末のリプレイスをご依頼頂きましたのでまた行ってきます。
旧式業務システムのリプレイスでお困りの際は、是非ご相談下さい。