不定期にネットワークが突然繋がらなくなってしまう。という症状で訪問してきました。 

正直こういった症状が一番やっかいです。

なにしろ不定期にしか症状が発生しないので、作業中に症状が発生しない可能性もあれば設定を修正しても直ったかどうかすぐに確認することもできず作業が長時間に及ぶことも・・・。

トラブルが起きるなら、ズバッと切断されて常に接続不可の状態の方が断然簡単解決です。

今回の訪問先でも、案の定すぐには症状が確認できず、症状発生まで1時間待ちました・・・。

とは言っても、ただボーッと待っていては時間の無駄。もちろん症状発生までに重要項目をチェック済です。

ウイルス対策ソフト、ファイアウォール、不審ソフトウェアのチェック、IEの設定確認・・・。

ここまでは特に問題有りません。

次にネットワークアダプタの設定を確認すると、多少おかしい点を発見・・・。

LinkSpeedという項目が通常AutoNegotiationとなっているべき所がなぜか10Mbps Full Duplexになっています。極簡単に説明すると、ネットワークの接続速度が通常使える100Mbpsという速度から10Mbpsに故意に落とされているということです。

その他にもNetwareプロトコルが追加されていました。これも簡単に説明すると、昔使っていたけど今はまず使われないネットワークの方式をわざわざ使えるようにしてあると言う事です。

とりあえず、ここ以外は全く異常点が見つからないため、症状発生時に設定修正を施した所、正常に再接続されました。

症状再発した場合はご連絡頂くようにお客様に伝えたものの、その後特になにも連絡が無いため完全に治ったものと思われます。

特に設定修正前の状態でも致命的なミスでは無いため、何故今回のトラブルに繋がったのかは疑問が残る所です。

恐らくPC側のネットワークアダプタと、お客様がご利用のHubの相性問題、もしくはネットワークアダプタのドライバに10Mbps接続時に発生する潜在的な不具合があったのかもしれません。

なんにせよリカバリせずに復旧できたので、めでたしめでたしということで。m(_ _)m